ミャンマーに伺うひとつの理由はユニセフ・ミャンマーの保健部長である國井先生にお会いすること。彼とは昨年初めてミャンマーでお会いして度々お付き合いさせてもらっている。今ではカラオケにいくことは年にあるかないかになっていたが、昨年1年間でここ数年で珍しく6回もいったが、なんとそのうち4回は國井先生とご一緒しているのだ。その國井先生が看護師さん向けの読み物「ナースコール」のなかで連載されているエッセイを読ませていただいた。学生時代から僻地医療や辺境地への応援をされてきただけあって、その文章は生々しい迫力がある。貧しい地域でモノをたくさんもらって、貧しいヒトほどもっと貧しいヒトを応援する。豊かになるとそれを忘れて無関心になってしまうという趣旨の文章に同感した。カンボジアでは悲惨なことがあった跡地でまだ伝わってくる惨状に文章だけでぐっときてしまった。もどかしいことへの怒りや無力感と向き合いながら、それでも突き動かしている情熱の源泉を拝見した。再会を楽しみにしている。