「何をしたかというよりも、何を為そうとしたかが大切なのだ」と偉人の声があった。人はその意識の大きさが人としての大きさにつながる。何に対して悩んでいるかで人としての大きさが決まってくる。
技巧的にうまくやれないと、後悔ばかりしていては、いつになったら本気になるんだといいたくなってしまう。おそらく、例えば有名な作曲家のスコアがあって、それをいかに正しく忠実な音程・リズム・演奏記号で演じたとしても、感激を与えるのは、それ以上のものだと思う。うまくやるよりも全力でやる。そうして自分が為したことがどれだけ回りに勇気を与えているのかをちゃんと認めていってほしいと願っている。